ゆりさを､抱っこして､保健所に行きました。

　お母さんの花ちゃんに会いに行ったのです。

　花ちゃんは､会いに行くと､喜んで尻尾をフリフリ

　していました。ゆりさの顔を舐めたり

　スリスリし合ったりと､愛情を確かめあっていました。

　ふと､奥を見ると檻の中にワンちゃんが

　キューンと泣いていました。此処から出してくれと泣いていました。

　私は､脊中を向けずに涙を流しながら頷きました。

　もうすぐ殺処分されるのが分かっていて

　ブルブル､震えていました。

　7つの部屋があり1日ごとにズレていきます。

　3日前に､なるとガス室からギャーギャーと

　泣き叫ぶ声が聞こえてきて､その声で

　ブルブル震えていました。ガリガリに痩せていき

　ガス室に入れられてガスを発射され安楽死をします。

　それは嘘でした。

　息が出来なくてもがきながら苦しくて苦しくて

　壁をどんどん体当りして､シャッターをがシャンがシャン

　とぶつかり､壁には､苦しんだ痕の爪痕が

　無数にあります。年間8000頭以上､一週間で

　150頭､１日に24頭が殺処分されています。

　最後まで御主人様を思いながら亡くなります。

　いつか迎えに来ると信じながら涙を流しながら亡くなります。

　保健所の本が出て急いで保健所に迎えに行く人もいました。

　リストラされて仕方なく飼えなくなり捨てた

　男性もいました。責任をもって飼って下さい。

　犬は､御主人様を愛しています。

　ゆりさの父親は悪質なブリーダーに

　わざと頭から落とされて二日しか入院せずに亡くなりました。

　４歳でした。

　お母さんの花ちゃんは、急いで保健所に通報して確保されました。

　もし､あのままでいたらと思うとゾッとします。

　あるブリーダーさんの話です。

　パソコンと電話の前で客はまだかと待っています。

　子犬を虐待して､待っています。

　毎日､炎天下の下で２時間外に出し水も

　餌も与えられずに衰弱して亡くなります。

　生ゴミと一緒に燃やしてしまいます。

　此処から出してくれと泣き叫んでいます。

　ペットショップのショーウィンドウで

　カワイイ子犬がいますね。ちょっと待って下さい。。

　その裏では､母犬が声帯を切られて声が出せずに

　どうか我が子を連れて行かないでと泣き叫んでいます。

　どうか私と我が子を引き離さないでと。

　毎回､毎回､交配をさせられて人間のマシーンの

　様に扱われて衰弱して亡くなります。

　バサバサな毛にボロボロになった体

　爪は伸び切っていて足が血だらけで

　歩くことも出来なくて､それでもサークルの棒を

　掴んで此処から出してくれと泣き叫んでいます。

　悪質なペットショップと悪質なブリーダーは

　利益しか考えていません。

　ペッパーミルを増やさない為にも､悪質なペットショップや

　悪質なブリーダーからは買うことをオススメ

　出来ません。宜しくお願い致します。